サブスクとは

サブスク(=サブスクリプション、subscription)とは、一定期間一定額でサービスや商品が利用できるサービスのことです。
提供されている分野はとても広く、音楽や動画などの配信やアプリをはじめとして、家電や衣服、車、住居など、さまざまな分野で多くのサービスが展開されています。
日本では、サブスクリプションを略して「サブスク」と呼ばれることが多いようです。
語尾に「サービス」が続くサブスクリプションサービスとは、顧客が月1回、年1回などで料金を支払って受けられるサービスを指します。
代表的な音楽配信サービス「Spotify(スポティファイ)」、動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」は月額制のサブスクリプションサービスです。
一定の料金を支払えば、音楽が聴き放題、動画が見放題になるメリットがあります。
雑誌が電子書籍で読み放題になるようなサブスクもあり、毎月たくさんの雑誌を購入していた人にとっては節約になるサービスも多く存在します。契約しやすく、いつでも解約できるのがサブスクリプションのメリットです。
一方でサービスによっては解約や削除の方法がわかりにくい場合があります。
iPhone、Androidといったスマートフォンなどでサブスクリプションを利用する場合、契約前に解約や削除の方法をしっかり確認しておきましょう。


解約が正しくできていないと、請求が続いてしまうので注意が必要です。

サブスクのメリット・デメリット

なにかと便利なサブスクですが、メリットだけでなく、サブスクならではのデメリットもあります。

 

サブスクのメリット

サブスクの大きなメリットは、比較的安価で好きなときに登録・解約ができるため、気軽に試せることです。
音楽や動画の配信サービスの場合、契約期間中は見放題、聴き放題なので、ひとつずつ音楽ファイルを購入したり、動画をレンタルしたりするよりも、コストパフォーマンスが良くなるケースがあります。
購入と比較すると、初期の出費を大きく抑えられ、ライフスタイルに合わせて利用の開始・停止を柔軟に選べ、さらに定額なので月々のコスト管理がしやすい点もサブスクならではのメリットです。

 

サブスクのデメリット

サブスクが提供するサービスは、必ずしもすべてが欲しいものとは限りません。
そのため、サービス内容をよく検討しないと、利用したかったものが思ったよりも少なかった・・・という問題が起きます。
加えてサービス内容は提供会社によって変更されることがあるため、今まで自分が利用していたものが利用できなくなる場合もあります。
動画配信サービスではサブスクで視聴できる映画やドラマなどは定期的に入れ替わるため、急に視聴できなくなることもあります。
また、サブスクは契約期間に対して課金されるため、仮に多忙やほかの理由でサービスを利用しなかった場合でも課金されます。
つまり、サブスクの利用頻度が下がると、購入するよりも割高になるケースがあります。

利用するときの注意点

サブスクは契約を解除したら、基本的に手元にはなにも残らないことに注意する必要があります。
特に利用者が多い音楽や動画・書籍の配信サービスに関する注意点ですが、解約してしまうとそれまでダウンロードしてオフラインで利用できていたファイルも視聴・閲覧ができなくなります

 

複数のサブスクに契約している場合、どのサービスを契約していたか把握できなくなることも少なくありません。
忘れてしまうと利用していないサブスクに毎月課金し続けることになるため、契約しているサブスクのリストを作成すると良いでしょう。
さらに、利用料金以外に注意したいのがデータ容量です。
音楽や動画の配信サービスはデータ通信量が大きくなります。
Wi-Fiのない場所でスマホから視聴する場合は、データ通信量に注意しましょう。

 

おトクに使うコツは?

サブスクは年間契約にすると、月額課金の契約よりも1~2カ月分程度、利用料金が割安になるサービスが多数あります。
利用頻度が高いサブスクは、年間契約にするとおトクです。
自分のニーズに合ったサブスクをじっくり選ぶことが、サブスクを無駄なくおトクに使う一番のコツといえます。
サブスクを利用する目的や、利用料金、頻度と照らし合わせ、コストパフォーマンスのバランスを検討しましょう。
ライフスタイルによっては買い切りやレンタルの方が、結果的に利便性が高いこともあります。